Again I Say Rejoice

こんにちは、Grateful Gospel Choirです。

いよいよ明日にも、愛知県下にも非常事態宣言が再発令されるこの日、本当なら、みんなで集まって、天の父への賛美を歌っていた今日。G.G.C.ディレクターの小山章は、この歌を選びました。

このタイトルは、新約聖書の『フィリピの信徒への手紙(ピリピ人への手紙)』4章4節から来ています。「いつも主にあって喜びなさい、もう一度言います、喜びなさい。」

興味深いことに、この『フィリピの信徒への手紙』は、使徒パウロが獄中で書いたものです。パウロ自身は獄中にいた故に、現状も、ましてや将来のことも分からなかったのに、神の啓示を受け、フィリピにいる仲間たちへあてた手紙とされています。どうでしょう、私たちの現状と似ていると思いませんか。未知のウィルスについて何もわからないし、明日からの生活がどうなるのかも、この苦しい日々がいつまで続くのかも、まったくわからない日々を過ごしている、私たちの現状と。

今日、共に歌えなかったことも、この先が見えないことも、たくさんの人が新型コロナの直接的・間接的影響で苦しんでいるこの現状も、一見するとなんの喜びも生み出しません。むしろ、苦難しか生み出していません。何なら、私たちは、この状況を苦しく思っている。早く去ってくれればいいのに。一日も早く、私たちは仲間と直接笑顔を交わし、共に歌い、握手やハグを楽しみたいのに。

でも、見方を変えることで、喜びのもとになるかもしれない。時間が経って振り返った時、「あの時は大変だったけど、このコロナ禍を経験して、私たちは成長できた」という、喜びのもとになるかもしれない。数十年たって振り返った時、このコロナ禍は、人類にとって大きな正の方向へのターニングポイントになっているかもしれない。

そんな希望を常に持ちつつ、希望が無くなりかけたときには互いに燃え立たせつつ。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための努力をしながら、共に歌える日を待ちたいですね。

今日は、明日は、一か月後は、まだ動画のような「密」な感じで歌えないけど、このコロナの時代が歴史の一ページになった時、きっと私たちは違う見方を持っているはず。

その時まで、まずは、ご安全に!命があれば、なんでもできます。自分の命も、大切な家族の命も、地域の人々の命も、共に守っていきましょう。

Grateful Gospel Choirでした。